ビジネスにおいて、歩く行為を意識せず、消極的に時間を受け流すだけでは経験値は増えない。でも、1歩という小さな単位にも意識を向けて、果敢に積極的に歩いていれば、それだけで経験値は積み重なり、気付いたらレベルアップしている…そう、信じています。
TEXT BY SHIGERU KOBAYASHI
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わたしは、企業の知財部門にいた頃も、特許事務所をやっている今も変わらず、良くも悪くも自分の意見をしっかりと持ち、簡単に流されず、意識をしっかりと持って1つ1つの仕事をしてきたし、仕事をしていると自負しています。
なぜそうしているかというと、ビジネスというフィールドにおいて、1歩という小さな単位にも意識をもって歩けば、歩く度に経験値が増えて、スキルが上がっていくと信じているからです。
もちろん、スキルを上げることが目的ではありません。
自分のスキルを上げれば自分も仕事をしていて楽しいし、弁理士など知財専門家という職業の特徴上、一緒に仕事をする発明者にも直接的なメリットになるからです。誰かのために出来る限りの貢献をする、これは幸せ以外の何物でもありません。
神様から平等に与えられた「今という時間」。ただ、置かれた環境において消極的に時間を受け流すだけでは経験値は増えない。でも、果敢に積極的に時間を使えば、その分だけ経験値は増えると信じています。
この話は、ドラクエⅢの世界にも通じます。
ドラクエⅢに登場する「幸せの靴」。歩くだけで経験値が増えるというアイテムです。ただ歩くだけで経験値が増えて気付いたらレベルが上がり、ちょっと前まで使えなかった魔法が使えるという最高のアイテムです。
しかし、『幸せの靴』は、敵に遭遇するリスクを背負って果敢にダンジョンなどのフィールド上を歩くときだけ経験値が増えます。のどかなBGMを背景に、街中でウロウロしているだけでは経験値は増えません(と、30年前のことを記憶しています)。
現実世界において、そうしたフィールドは、どこか特別な環境(例えば起業するとか)に身を置くことによってのみ遭遇できるものではないと思います。意識次第で企業の中にいても官庁にいても遭遇する、遭遇してしまう世界だと思います(事実、わたしの親しい友人も国家機関の中枢でダンジョンの中にいるようです)。
街中の宿で時間を過ごすのか、フィールドを果敢に歩くのかを決めることができるのは主人公の勇者だけであっても、パーティの戦士でも賢者でもありません。前にもブログで書きましたが、果敢に積極的に歩く「勇者」だけが、マイベストウェイを歩けると思っています。
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